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「コピーを書くだけ、デザインを作るだけなら入社してなかった」。デザイナー、コピーライター、2人の本音とは?

編集部メモ

コンサルティング企業のカケハシにも、近頃はクリエイティブ志望の求職者の方が続々と増えてきています。そこで今回はカケハシのクリエイティブならではの面白さを伝えるべく、クリエイティブ事業部リーダーの横瀬さん、新井さんの2人にインタビューしてみました!

プロフィール

横瀬 一史(Kazuhumi Yokose)

クリエイティブ事業部コピーライター。2018年中途入社。前職は映画雑誌の編集という変わった経歴の持ち主。好きな映画は『ショーシャンクの空に』。日本大学芸術学部映画学科卒。

新井 裕可里(Yukari Arai)

クリエイティブ事業部デザイナー。2017年新卒入社。2020年10月から1ヶ月間、大好きな香川県のゲストハウスでリモートワークに挑戦中。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒。

クリエイティブ事業部って、どんな部署?

―クリエイティブ事業部ってどんな雰囲気ですか?

新井:めちゃくちゃ働きやすいですよ!あと、意見が通りやすい。「1か月香川でリモートワークやりたい」って相談をしたときも、上司の古田さん(クリエイティブ事業部GM)が、拍子抜けするぐらいすんなり「いいね!行ってくれば?」って言ってくれて。社外の社会人の知り合いの人みんなに羨ましがられます。クリエイターとかエンジニアとかってどこでも仕事できるって言うけど、そんなにすぐ行けないですよね。

横瀬:古田さんだけじゃなくて役員陣もすぐOK出してくれた?

新井:最初相談したとき、「リモートワークすることで得られる自分にとってのメリットと会社にとってのメリット、その期間業務をどう回すのか」を簡単に資料にまとめてよって言われて。それを持って古田さんが会社の上の人に通してくれたんですよね。中川さん(社長)も「気を付けて行って来いよ」って感じで。すごくスムーズに香川行きが決まりました。

―それはすごいですね。ところでなぜ香川?

新井:前に旅行したときお世話になったゲストハウスのオーナー夫妻を助けたくて。コロナ禍で売上もすごく減っていたので、1ヶ月のリモートワークプランをオーナーたちと一緒に企画したんですけど、企画した私自身が使わないでどうするんだ、と。あとは、コロナ以来ずっとテレワークで、家でずっと仕事しているなら別に東京じゃなくてもいいかなと思ったんです。

ゲストハウスのお母さん、お父さんと

横瀬:うちの部だけじゃなくて、会社全体としても働きやすいですよね。コンサルとクリエイティブも仲が良いというか、同じ方向を向いて仕事ができている。この業界だと営業と制作って仲悪くなっちゃうケースも良くあると聞くし、そこまでいかなくても、「売る人」「作る人」と役割がはっきり分かれてあまり連携してない企業も多い気がする。うちはそういうのがない。お互いが一緒になってソリューションを作るんだという姿勢でいる人ばかり。

新井:カケハシとお客様の関係がそうだからなのかも。発注者と発注先というよりは、お客様もコンサルもクリエイティブもみんな一緒になってモノづくりをしている感覚ですね。


お客様の期待がでかすぎて、企画がボツになることも。

―仕事のボリュームはどうですか?先輩たちが、キャパオーバーにならないように調整してくれている印象はありますが。

新井:入稿まで時間がないとか、帰れない日が続くみたいなことはまったくないです。あとは、デザイナーとして案件の一部だけに携わるのではなく、ディレクターとして全体の進行管理も担っているので、案件のスケジュールを自分でコントロールできるのも大きいかもしれません。

―デザインやライティングだけじゃなく、ディレクション業務も同時に担当するというのはカケハシの特徴の一つですよね。ぶっちゃけ、どっちの業務が好きですか?

横瀬:前の編集の仕事が、企画の方向性を示してライターさんに書いてもらって、チェックして入稿するというディレクターに近い業務だったので、そちらの方が慣れていてやりやすいというのはあります。でも、コピーを書くのも好きなんですよね。なかなかうまく書けないけど。

新井:楽なのはデザインだけ担当する案件です。でも、カケハシの仕事の面白さを一番感じられるのはディレクターとして入る案件だと思います。カメラマンやライター、エンジニア、印刷会社の方など色んな専門職の人とプロジェクトを組んで、お客様と直接やり取りしながらモノづくりを仕切っていく。お客様の業種業界も幅広いので、色んなお仕事の話を聞けるのも面白い。新しい案件を経験するたびに、知らない世界のことを知ることができます。カケハシではクリエイターも直接お客様先に出て行って取材やプレゼンを担当するので、それはうちならではの魅力かなと思います。

―これまで経験した中で、印象に残っている案件はありますか?

横瀬:よく覚えているのはある物流会社様の案件。大手メーカーのグループ会社で堅いイメージがあったのですが、業界の中でも先進的な取り組みをしていたので「物流のイメージをひっくり返す」というコンセプトを出したんですよ。そうしたら「カケハシさんならもっと面白くて斬新な提案を出してくれるはずだ」という理由でボツになって。そこで、物流コンサルに必要なスキルセットとソリューションの幅広さを、カードゲームになぞらえて表現したらものすごく喜んでくださった。そういう期待をいただけるのはすごくありがたいですよね。

新井:さっきのお客様との関係性の話にもつながってくるんですが、ただの取引先というより「一緒に作っていこう」というスタンスのお客様がすごく多い気がします。プレゼンでデザインを出したときも「何か違う」だけでは終わらない。そこでお客様から意見をいただいて、その場でブラッシュアップすることもある。協力してクリエイティブの品質を上げていけるのは、そうしたお客様との信頼関係があるからこそ。

横瀬:たとえボツになっても何とか期待に応えたいと思えますよね。

新井:私、去年あるスーパーの採用広告を担当したんですよ。「スーパーの仕事のマイナスイメージを覆すような広告にしたい。でも、スーパーらしさも同時にうまく表現してほしい」という難しい依頼で。何度もデザインを出し直ししました。お客様も妥協案ではなくしっくりくるものにしたいと一緒に考えてくれて。一緒に最適解にたどり着けたときは本当にうれしかったですね。


社内より社会で通用するクリエイターをめざす。

―カケハシのクリエイティブの改善点はどこだと思いますか?

横瀬:今は採用領域の仕事の割合がかなり多いですが、CIやIRといった領域の仕事にももっとチャレンジしていきたいと思っています。採用広告をつくるときって、企業のミッションやビジョン、業界展望など幅広くお聞きするので、採用領域以外の企業課題にも気づけるはず。そこに対しての提案を広げていきたいんです。

新井:これまでCIの仕事がなかったわけではないけど、こちらから提案するよりはお客様から相談が来るケースが多かったですよね。「カケハシさんCIもやってないの?」って。私が感じるのは、クリエイティブのメンバーは私も含めて全員がまだまだ未熟だということ。古田さんや他のGMの力を借りながら仕事をしている部分も多いので、メンバー全員がプロとして自立して、先輩たちと同じレベルにまでなれたらきっともっと仕事が面白くなる。横瀬さんが話していた採用領域以外の仕事に関しても、私たち自身がお客様や営業担当に提案できるようになると思うんです。

横瀬:確かに、古田さんは一緒に仕事をしていてもかなり広い視野でお客様を見ているなと感じます。自分は目の前の仕事を納品するのに一生懸命になってしまうけど、「HPを作りたいというご要望だけど、こういう提案はできないかな?」とか「ご要望をかなえるには、逆にこうした方がいいんじゃないかな」とか色んなところからアイデアが飛んでくる。全員がそういう視点を持てたら提案の幅もぐっと広がりそう。

―なるほど。私も頑張ります!最後に、今後の目標について教えてください。

横瀬:カケハシに入ってからずっと掲げている目標が「価値の高いクリエイターになる」というもの。カケハシの社内ではなく、社会で認められるクリエイターになりたいんです。外から見て自分が素晴らしいと思われるようなクリエイターになれればカケハシの価値も上げられると思っています。

新井:私もやっぱり市場価値の高いクリエイターをめざしたい。今の私は、カケハシの制作部署にいるから仕事をもらえているけれど、そうじゃなく、「新井と一緒に仕事をしたい」と思われる存在になりたいんです。社内外の方から「また同じデザイナーにお願いしたい」と思っていただけるようなクリエイターをめざしています。

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