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GMに聞いてみた。採用コンサルティングって具体的に何するんですか?

編集部メモ

今回は、最年少でゼネラルマネージャー(GM)に就任した教育研修事業部の中森慈元さんに、コンサルティングの具体的な仕事内容、面白さ、難しさについて聞いてみました!

プロフィール

中森 慈元(Jigen Nakamori)

教育研修事業部ゼネラルマネージャー。2013年新卒入社。能楽師一家に生まれ、自身も二歳から舞台に立つ。将来、独立起業して能楽師のマネジメント組織を立ち上げるのが夢。慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒。

1年目ではなく、1人の社会人として社長に認めてもらえる仕事を。

―ジゲンさんは能楽師一家の生まれなんですよね?どうしてまたカケハシに?

中森:将来は起業すると決めていたので、経営や組織運営を学べる会社で、かつ独立に寛容な会社を探していました。基本的には大手企業しか見ていなかったのでカケハシを見つけたのは本当に偶然です。

―どういう出会いだったんでしょう?

中森:当時のカケハシは麻雀採用っていう採用イベントを主催していたんですよ。就活生と企業の採用担当者を集めて雀荘で一緒に麻雀をしてマッチングを図るというちょっとクレイジーなイベントで(笑) その告知をfacebookで見かけて、就活の息抜きのつもりで参加したんです。

―息抜きのはずが、どうして入社することに?

中森:まず、中堅・中小企業の組織に深く入り込んでコンサルティングをするという仕事が、将来起業するときに役立つし、面白そうだなと感じたこと。決め手になったのは最終面接の中川さん(社長)の言葉でした。リクルートとカケハシで迷っていたんですが、「独立したいなら、リクルートは支援制度がしっかりしているから良いと思う。でもカケハシに入ったら、会社はもちろん俺が個人的に応援するよ」と言ってくれて。そういう人が近くにいてくれるって大事だよな、と。

―なんか中川さんらしいですね。実際に入ってみてどうでした?

中森:1年目から、ここまで現場に出させてくれるのかと驚きました。大学の友達はみんな大手に就職していたんですが、久しぶりに会って話すと「研修期間が長いから早く実務をつみたい」とぼやいていて。それを聞いて、自分にとってカケハシの環境は合っているんだなと改めて気付きました。入社して2か月目にはクライアントの社長にプレゼンしていましたからね。

―すごい!ビビったりしなかったですか?

中森:逆にワクワクしていました。そのときは組織サーベイの診断結果の報告と、組織強化施策の提案をしたんですが、1年目からリアルな現場で学べたのはすごく良かった。クライアントの社長に叱られたのも良い経験になりました。

―ジゲンさんも叱られたりするんですね。どんなお叱りを受けたんですか?

中森:インターンシップの運営のサポートをしていたときに、「会場の電気消して」「カーテン閉めて」「会場の温度上げて」って、社長に言われてから動いていたんですよね。そのときに、「気が利かねえなあ」って怒られてしまって。

―私だったらその一言で委縮してしまいそうですが…。

中森:社長も「1年目だからしょうがない」という感覚ではなく、一人の社会人として期待してくださっていたんだと思います。経験が浅いとか関係なく、そこには向き合わなきゃいけないと思えた。経営者って自分自身も仕事の細部にコミットしているから、相手にも同じレベルを求める。仕事中の細かな振る舞いを良く見ているんです。1年目でそこに気づけたのはすごく良かったと思います。


転職が当たり前の時代に、人が定着する組織の在り方を見つけたい。

―採用コンサルティングの具体的な仕事内容について教えてください。

中森:まず、会社の人員構成と将来の組織ビジョンを踏まえて、最適な採用目標人数の相談から入ります。次に、中長期的な事業ビジョンから求めるターゲット像を設定し、採用コンセプトや広告表現の方向性を決めていく。クライアントによっては、社内に採用ノウハウを蓄積したいというニーズもあるので、その場合はプロジェクトチームを発足し、定期的にMTGをしながら採用の流れを組み立てていきます。

―決めなきゃいけないことがものすごく多そうですね。

中森:めちゃくちゃたくさんあります。インターンシップ時期から内定出しまでの間に、「いつ」「どこで」「何をするか」という具体的な採用フローの策定。インターンシップの企画や説明会企画、選考企画の作りこみ。採用サイト、入社案内、採用ムービーといった各種ツールの制作等、多くの業務を並行して進めなくてはなりません。同じクライアントでも事業の方向性や採用市場の動向が変われば、採用ターゲットも変わります。その場合、また新たなコンセプトを策定し、面接で使う評価シート等も作り直します。

―カケハシのコンサルティングの肝となる部分は?

中森:提案するだけで終わらないことだと思います。インターンシップ企画や説明会企画の骨子はカケハシで作るけど、細かい部分はクライアント自身にやってもらうことになるので、その進捗管理、タスク管理といったプロジェクトマネジメントがすごく大切になる。採用活動の最初から最後までクライアントのプロジェクトチームと一緒に伴走していくイメージです。

―カケハシのコンサルティングの面白いポイントはどこでしょう?

中森:クライアントの採用成功のためなら何を提案してもいいということ。それこそナビ等の媒体社さんは、自社媒体を売ることがミッションだけど、カケハシはクライアントのニーズやターゲットに合った媒体選定から入っていける。競合が開発した適性検査をクライアントにおススメしたこともあります。実際はクライアントからその適性検査の会社に直接発注がいくので、カケハシの利益にはならないんですが、伴走すると言うからにはそこまでやらないと。

―それだけ採用成功にコミットしていると言うことですね。

中森:そこまでやらないとクライアントの成長を支援することはできないと思うんです。採用プロジェクトチームの方は採用以外の仕事が忙しかったりするので、思うようにプロジェクトが進まないこともある。そういうときはコンサルの目線から、厳しく進捗を確認するようにしています。お客様に寄り添いはするけど、寄り掛かれる存在になってしまうとお客様のためにならない。「カケハシからクチすっぱく言われて大変だったけど、良い人も採れたしチャレンジしてよかったね」と言ってもらえるのが理想です。

―実際にプロジェクトのメンバーから「採用大変だ~!」という声が上がったことは?

中森:しょっちゅうありますよ。特に今年はコロナの影響で例年通りの採用活動がまったく機能しなくなってしまった。あるお客様からは「緊急事態宣言中は採用ストップしようか」という弱気な声も出ていました。でもそれじゃ絶対に成果は出ないので、3月になってすぐオンライン採用に切り替える提案をしたんです。お客様も初めての経験で戸惑う声もありましたが、実際に取り組んでみると、あのとき動いていたおかげで例年以上に良い結果を残すことができた。「大変だったけど諦めなくて良かった」と言ってもらえたときは本当に嬉しかったですね。

―最後に、これからの目標について教えてください!

中森:今の時代って働き方がすごく多様化していて、転職が当たり前になっていますよね。そんな時代に、人が定着しやすい新しい組織の在り方を、どこよりも早くカケハシが確立して世の中に発信していきたいんです。採用支援だけじゃなく研修をはじめとした組織強化支援や社員の定着支援まで、幅広いソリューションを持つカケハシならきっと生み出せると思うんですよね。

―確かそうですね!ジゲンさん、ぜひお願いします!

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